本を書くことは難しいのか?

本を書くことは難しいのか、実際、本を書くこと自体は難しくありません。多くの人が、いつかは本を書いてみたいなと思っていても、なかなか着手できないといった状況にあるかと思います。

私自身もそうでした。それは、いつかは本を書いてみたいけれども、やったことがないのでやり方がわからないということです。 

実際私は3冊出してみましたが.書いてみてわかったことがあります。本を書くにはそれなりのやり方が必要です。
それを知らずに本を書き始めるということは、やり方を知らずに仕事をするのと同じですし、ゴールがわかっていないので、どこかで話がよじれてしまうなんていうことがよくあります。

私は仕事柄、短いドキュメントを書くことがよくありましたので、それの延長だと考えて書き始めました。
延長とはいっても、どういう章立てで、どういう構成で書くのか、これを最初に決めました。ここを決めると決めないとでは雲泥の差が出てしまいます。

やり方があって、各パートが何を書くのかがわかっているならば、そこに割り当てられた文字数、これをただ仕上げればいいだけです。
じりじりと文字数の規定値まで、持ち上げていくということになります。この書き方はブログを書くときと同じです。

 例えばブログを書こうとするなら、必要なの文字数を書かなくてはいけません。
ネタが少なかったらネタを足すし、多かったら少し削る、そういったことが必要になります。これはもっと大きなレベルで考えると、本1冊分になります。

 商業本であれば約10万字を目安にしますし、電子書籍Kindleなどでは2万字ぐらいで、形になります。
本は、自分のために書くというよりは、誰かのために書いた方が頑張れます。
自分の失敗談、体験、知識、そういったものを誰かに伝えるために、ぜひあなたも書いてみませんか。

 そうは言われても難しいと感じる理由があります。最初に、多くの人が言うのは、書くことがない、書きたいことがない点です。
日常いろんなことを思いながら生きているはずなのに、いざ書くとなると、それに見合うものを持っていないというふうに考える方が多いようです。

ハードルが最初から高くなっています。だから、最初はブログの延長のように考えて、2万字書いてみようと思えばいいかと思います。
2000文字のブログであれば、10本束ねれば2万字になります。いやそんなたくさんの量かけないよっていう人がいるかもしれませんが、それならば、1000文字のブログを20本書けばいいだけです。

 文章を書くというのは、自分と向き合うという地道な作業なので、やり遂げられないという方もいます。
確かに時間を捻出して、それだけの文章を書き、チェックしていくことになりますので結構な時間が必要です。

ですが、私の開発したメソッドであれば、半日あれば1冊書けます。電子書籍レベルですけれども、半日で1冊書くだけの仕組みが既に存在します。
だから、やり遂げられないと思うよりは、その為の時間確保できますか? ということです。

私は問いたいと思います。よく、ドラマや映画で作家が締め切りを守れないなんていうことが描写されていることがありますが、今の時代、締め切りを守れないなんてかなりアウトです。
一般人が締め切りを守れないなんてことは基本的にはありません。

なぜならば締め切りがないからです。1日で書こうが、半年で書こうが10年で書こうが別にどうでもいいです。
あなたが納得して書けばいいので、締め切りを守れないという考え方は捨ててください。

これも多いですが、自分の文章が下手だと思っている人がほとんどです。

言いたいことがうまく書けない。そういうことはあるかと思います。
そうなってしまうと、文章を書きながら、これでいいのかな? って、ずっと考えながら書いているので、書くことに集中はできませんし、書いているものが駄目だという色眼鏡で見てしまう。

 それでは文章は最後まで書ききることができません。
こういうことが起こる理由の一つに、そもそも自分には価値がない、あるいは能力がないなどというふうに自分を過小評価している場合があります。まず1回書いてみないと、どういうものかわかりません。

人に読ませてみたら意外と、いいよねって言ってくれることがあります。
あなたの色眼鏡はものすごく自分を過小評価している可能性があります。
その場合、何をやっても難しいと感じているはずです。
先ほども出てきましたが、書きたいことがないということに、ついてですが、正直書きたいことなんかなくても大丈夫です。

 何十年間生きてきたあなたは十分にドラマを持っています。
ピンチになったこと、それを切り抜けたこと、あるいは逃げちゃったこと、何でもいいです。そういったものを、書くだけです。
駄目な人生を否定しないでください。

それを生き抜いてきたあなたの生きざまが、他の人の勇気になることはたくさんあります。
だから、失敗談でも、十分に価値があります。
いろんな人が、特に若い人ですね生きていく中で、初めて直面するような事態が、やっぱり経験者が先に言ってくれれば、何に気をつければいいかがわかります。

そういう意味でも、あなたの人生を、書き残すことで誰かの役に立つことができます。
私自身は書きたいことがあって書いているのかと問われると、そうではありません。
お題が与えられて書く方式でも大丈夫です。

あなたの人生経験というフィルターで、物事を解釈し、それを書いていきます。
ほとんどの商業作家は、企画に合わせて文章を書いていくと勝手に想像していますが、自分が知らなかったら調べればいいだけです。
だから、何を書くのかを、決めればいいということです。

その意味で私は、私自身が書きたいことは書いていません。
さあ、今いろいろと書けない理由について解説してきました。

目次

執筆できない解決法

解決法についてお話しましょう。簡単なのは、本を書くというメソッドを覚えてしまうことです。
メソッドは型なので、その型に従って書いていけば、自然と1冊書き上がるようになっています。
メソッドは手順が決まっています。その手順に従ってやるべきことをやっていくということになります。
私の作った超高速執筆メソッドは、大体半日で1冊書けるようになっています。

もちろん書けますが、それを世に問う前には、校正であったり推敲であったりそういった時間が必要です。
私はここを比較的多めに取るようにしています。
元々文章が下手でも、ある程度まとまったものを目の前にしたら、何とか最後までやろうと思えます。

 原稿が二、三行しかないとしたら、多分ほっぽり投げてしまうところです。
2万字の原稿が目の前にあったらどうでしょうか?
何度も読んで、おかしいところここが直していく、それを繰り返すことでだんだん本の体裁になっていきます。

本を書くときに、いろんな先輩からアドバイスされましたが、途中で振り返らない。
これは絶対ルールです。書きながら、前を見て辻褄が合っているかな?
そんなことを考えていたら絶対に書き終わらないです。

 だから一旦、最後まで書ききってから、構成や推敲が来る、そういうふうに覚えておいてください。
そうすれば、最後までスピードを落とさずに書くことができます。
途中で、この章はちょっと書きづらいなとか、この項目はちょっと苦手だなと思ったら、ぜひ飛ばしてしまいましょう。

 とにかく、書かれていないゾーンをなるべく減らしたい。書けることから書いていく。それで問題ありません。
もしかしたら、推敲の段階で前後を入れ替えもありますし、追加を書かねばいけない、修正がたくさん発生することもあります。

文章の構成などについては本当に後とで直せますから、一気呵成に最後まで書いていきましょう。
最終的に電子出版、特にKindleの場合は出版した後も差し替えが可能です。
そんなに気負わずに書いて出版してしまえばいいと思います。

Kindle本を発行したところで、そんなにたくさんの人が読んでくれるわけではありません。
もしかしたら読者は5人、10人かもしれないです。
でも、あなたは1冊出すことで著者になり、ブランドが構築され始めます。
私も本を出してからよく、すごいねって言われることが増えました。
別にすごくはありません。やることをやっただけです。

 多くの人は先入観で、本を書くのは大変だと思っているので、すごいねって言ってくれる、そういうことになっています。
本を執筆し、出版するということは、すごく意味のあることです。ほとんどの人が出版したよっていうと驚いてくれます。

すごいねって言ってくれますそれだけで、テンションやアドバンテージが上がります。
同じような仕事をしている人の中で、本を出している人と出していない人、どっちが一目置かれるでしょうか?
ブログを書いている、書いていないだったら、そんなに差はありませんが、本を出している、出していないでは、印象が違います。

本にはその効果があります。紙の本じゃないから駄目だっていう人も昔はいましたが、今、電子書籍の市場はどんどん広がっています。
書く人も増えていますが、まだまだ一般的ではないかもしれませんが、今のうちに電子書籍を出すことで、頭一つ抜け出すことができます。

ブログなどでは、あまり長いものは好まれません。せいぜい2000文字前後。
短いブログであれば1000文字程度のブログを書いて読んでもらうという形になります。
どうしても読む間隔が開いてしまうことがあり、自分の思いが完全には伝わらないことが起こります。

電子書籍ならば、あなたの思いを形にして、最初から最後まで情報が詰まったパッケージになります。
読んでくれる人は全部を一度に読みやすい形になります。
ブログの場合はいろいろ広告があったりあちこち飛んだりと、途中で疲れてしまうことも多々あります。
私としては電子書籍をおすすめしています。

私もそうでしたが、本を出版することで、自分の世界が少し開けていきました。
自分の思いを形にして、世に問うということですが、形にする段階で自分の中で整理して向き合っていくことで、主張にまとまっていきます。
整理ができるということです。ですから、この本を1冊読んでくれれば、私の言いたいことは伝わると思って本を書いています。
メソッドを覚えれば、あなたでも簡単に本が書けるようになります。ぜひ、新しい世界に進んでみてください。

本はブログと違って、息が長く、知らないところで紹介されて、新たな読者を手に入れることもあります。
私の周りには、60代でも本を書いている人います。
若いうちはなかなか人生経験がなくてネタに困ることもあるかもしれませんが、そこは調べればいいだけ。どんな人にも、本を執筆するチャンスは目の前にあります。

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この記事を書いた人

Kindle出版プロデューサー。
35冠の電子書籍を発行。5冊の自筆本を出版し、プロデュースも手がける。

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